7月28日付の”アエラ”連載「医療貧困}読みましたか?
”アエラ”に連載「医療貧困」が掲載されていました。
第2回目(7月28日付け)は、歯科医で「月収20万円以下が急増」というタイトルでした。
今の若い歯科医の立場を表した余りにも直接的なタイトルです。
常勤医を雇ってくれるところは、歯科では非常に少ないのでいつか開業しないと食べていけません。
しかし、開業するには何千万円もの開業資金が必要になりますし、十分研修して技術を習得しないと患者さんは来てくれません。
今、保険診療だけで借金を返して、生活していくことは、本当に大変です。
その為、1日に多くの患者さんを診ないと収入が確保できないのです。
また、人件費は固定費ですので最低の従業員数で診療しないと利益がまったく出ません。
つまり、患者さんへの診療サービスが低下することになります。
開業している時間を延長して、夜遅くまで診療しないと多くの患者さんを診れません。
診療技術は、日進月歩ですが保険診療だけでは、新しい材料や機械類の更新や、また研修費用を捻出することは難しいことがあります。
結局、その結果は患者さんの診療内容に影響することでしょう。
これからの歯科医師数や診療報酬について、更なる検討を行い、良い歯科医療体制を確保していくことを考える必要があります。
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- 2008.08.15 Friday
- 歯科
- 10:08
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- by つっちゃん